アイデアの語源「イデア」
イデアとは「見られるもの」「理想」
そのイデアを語源とする
アイデアとは、
「組み合わせ」「既存編集」「思いつき」「着想」
今、世の中にあるものを一度分解して、
今、良いとされているところを抽出する。
そして、
その細かく分解され抽出された
今、良いとされているもの同士を色々な形に集め直したものが、
世の中でいう新しい「アイデア」となる。
よって、
新しい「アイデア」を生み出すためには分析力が重要となり、
分析するためには多方面からの視点が必要となってくる。
今まで見えていなかった領域を見る視点で、
知らない世界を知ることによって、新しい組み合わせが誕生する。
今までにない、
全く新しいオリジナルを生み出すことが「アイデア」ではないということ。
フランスの哲学者:ジャックデリダもこのように言っている。
”この世界に、オリジナルはない”
”私たちの世界は、コピーが永遠に差延されていくだけ。
「言葉の戯れ(たわむれ)の中に生きている」
オリジナルは、すでにコピーを含んでいる”
オリジナルとしての思考や感想も、
それ以前に誰かが作り出したコピーになっている。
一つの今ある物事(コピー)をより細かく分解して、
分解された物事(コピー)同士をいろいろな形で組み合わせながら、
新しいとする物事(コピー)を完成させる。
このことを、
「アイデア」という。
「アイデア」とは浮かんでくるものではなく、
複数のコピーの組み合わせによって現れるもの。
やはり「アイデア」を生み出すためには、
物事をより細かく分解する【視点】と、
今までの固定概念や先入観を乗り越える【考え方】を持つことが
とても重要となる。